交通事故を回避する自転車の安全な乗り方は?

自転車走行

やよい共同法律事務所の弁護士やまケンこと、山﨑賢一です。

自転車は、自動車とは異なり、子どもからお年寄りまで、幅広い年齢の方が乗るため、ついつい忘れてしまいがちですが、道路交通法上では、れっきとした「車両」に当たります。

ですから、自転車であっても、自動車に乗っているのと同じ自覚を持って、安全運転を心がける必要があります。

今回は自転車による交通事故を防ぐために、自転車の安全な乗り方などについて解説します。

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交通事故全体に対する自転車関連事故の割合

まずは、自転車による交通事故の年間の発生件数や、交通事故全体に対する自転車事故の割合を見てみましょう。

警視庁が2017年3月に発表した資料「平成28年における交通事故の発生状況」では、以下のようになっています。

交通事故発生件数(全体) 自転車事故発生件数 割合
2012年 665,157 132,051 19.9%
2013年 629,033 121,040 19.2%
2014年 573,842 109,269 19.0%
2015年 536,899 98,700 18.4%
2016年 499,201 90,836 18.2%

【参考】警視庁『平成28年における交通事故の発生状況

以上が、年間の交通事故発生件数と、それに対する自転車交通事故発生件数および割合となります。

上の表を見てもわかるように全体の交通事故件数そのものは大幅に減少しています。

また、自転車交通事故件数も低下傾向です。

しかし、割合は、ほぼ横ばいのままという状況であり、自転車関連の交通事故に関する対策はまだまだ課題が残るという見方もできるでしょう。

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弁護士が解説!交通事故を回避する自転車の安全な乗り方

ここからは、自転車の交通事故を防ぐために意識しておきたいポイントを見ていきましょう。

交通事故防止策①自転車に乗る時には前後の確認をする

自転車に乗る前に意識しておきたいポイントとして、後方の確認があります。

この確認を怠って駐輪場から自転車を引き出すと、後ろから来ている自動車や歩行者と衝突する可能性があり危険です。

乗った後も、発進する際には、もう一度、前後のチェックをしましょう。

交通事故防止策②一時停止や交通信号には必ず従う

一時停止無視や信号無視による自転車交通事故は非常に多くなっています。

自転車だからといって、そのような違反による交通事故の危険性は変わりません。

信号は必ず守り、一時停止標識のあるところは、必ず停止して安全確認してください。

特に、一時停止標識や一時停止線に関しては、自転車に乗っていると気付かないという方もいます。これでは、出会い頭の交通事故になる可能性が非常に高くなります。

そのためには、前方1点だけに集中するのではなく、周りの交通状況や標識もしっかり確認すべきで、それが交通事故を回避することにつながります。

周囲の状況や標識を見落とさないためには、むやみに速度を出さないことも大事です。

交通事故防止策③歩道では常に歩行者を優先する

歩道は原則として歩行者専用の道路ですが、「自転車歩道通行可」の標識が設置されていれば自転車の通行も認められています。

ただし、この場合も、道路交通法で、自転車は車道寄りを徐行しなければならないと定められています。

特に、通学路であるなら、なおさらこのルールを守る必要があります。

なぜなら、小さな子どもは、周囲の動きを気にしないため、急に目の前に飛び出してくるような、予想できない動きをするからです。

このような時に、徐行せず、通常時の速度で走っていたら、ブレーキをかけても間に合わないでしょう。

「いつ歩行者が目の前に飛び出してきても止まれるぞ」という意識を持つことが交通事故を回避するために大切です。

交通事故防止策④イヤホン、ヘッドホンを装着しながらの運転はしない

自転車に乗りながらイヤホン、ヘッドホンなどで音楽などを聴くのが好きという方もいますが、これも交通事故を引き起こす原因になります。

音楽を聴きながら自転車に乗ることは、確かに気分がいいことかもしれませんが、それでは走行中に周りの音が聞こえない状態となっており、後方から近づいてくる車の音などに気付かない可能性が非常に高くなります。

仮に、後方から来た車に気付いたとしても、イヤホン、ヘッドホンなどを付けていないときに比べ、気付くのが遅れることは目に見えているため、ヒヤッとする出来事が増えるでしょう。

自転車走行中に、イヤホン、ヘッドホンなどを使用することはやめましょう。

交通事故防止策⑤自転車の並走はしない

「並進可」の標識がある場合には自転車の並走が認められています。しかし、これ以外の場所での並走は絶対にしないようにしましょう。

並走を行うと、歩行者の邪魔になりますし、同時に交通事故の危険も高まります。

また車道で並走すれば、当然、自動車と接触して交通事故となる危険性も非常に高くなります。

友人と楽しく会話をしながら自転車に乗りたいという気持ちはわかりますが、危険です。縦一列になって走行してください。

交通事故防止策⑥二人乗りはしない

幼児専用座席などが設置されている自転車などの例外はありますが、基本的に自転車の乗車定員数は一人で、自転車の二人乗りは原則的に違反となります。

違反となる理由は、二人乗りをすると自転車のバランスを保つことが困難となるため、ふらつきや転倒を起こしやすいこと、二人乗りをするとブレーキをかけてから、止まるまでの距離も長くなるため、交通事故の危険性が高くなることが上げられます。

交通事故防止策⑦スマホを使用しながらの「ながら運転」もNG

スマホを片手に自転車を運転する光景を、近年、急激に目にするようになりましたが、これは周囲への注意力が散漫になるため、交通事故につながりやすい行為です。

ちなみに、自動車と同様に、スマホを操作しながらの自転車運転も道路交通法で禁止されています。

重大な交通事故を引き起こす可能性があるということを忘れないようにしましょう。

交通事故防止⑧無灯火で走らない

夜間やトンネルなどの暗い道では必ずライトを点けて走ってください。点灯することにより、前方が見えやすくなると同時に、相手にも自転車の存在を知らせる効果が期待できます。

自転車の日常点検も交通事故を回避するのに役立つ

自転車に乗る前の日常点検も交通事故を防止するために大きく役立ちます。

自転車日常点検のポイント①ブレーキ

特に日常的に点検しておきたいのがブレーキです。

ブレーキの利きが正常であれば停止距離を短くすることができるので、その分だけ歩行者や自動車との接触による交通事故を回避することができます。

ブレーキは必ず前輪と後輪の両方を確認することを忘れず、ゆるみやワイヤーの伸びなどがないかをチェックしておきましょう。

自転車日常点検のポイント②ライト

ブレーキの次に、ライトです。

学校帰りや仕事帰りなど、夜間に自転車に乗るのが日常となっている方は、朝、自宅を出るときにライトが正常に点灯するか否かの確認もしてください。

夜間に無灯火での自転車走行は大変危険です。

自転車日常点検のポイント③タイヤ

ブレーキやライトの他、タイヤの状態も日常的に点検しておきましょう。

ヒビ割れや溝がないタイヤは、パンクやスリップ、ブレーキをかけてもすぐに停止できないといった危険があります。

本格的な点検は自転車ショップに行ってもらうのが好ましいですが、これらの基本的な箇所は日常的にご自身でチェックしてください。

最後に

今回は交通事故を回避する自転車の安全な乗り方などを紹介しましたが、いかがでしょうか?

前述のとおり、自転車は車両の一種であり、道路交通法で、さまざまなルールが定められています。

これらの交通ルールを守らないと処罰の対象になる可能性もありますし、重大な交通事故を引き起こす可能性もないとは言えません。

そのためには、今回取り上げた自転車の安全な乗り方や、日々の点検などを意識しながら、自転車に乗るようにしましょう。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴32年。交通事故取扱開始から18年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2020年末で累計1,808件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2021年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高制」で、交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。