交通事故事例20
示談金増加額 約462万円
傷害慰謝料が3倍増した自転車同士の交通事故事案
当初提示額
268,800円
最終示談額
730,880円
交渉後の増加額
462,080円
傷害状況
頚椎捻挫
後遺症認定
後遺症なし
治療期間
通院8.5ヶ月
解決方法
交渉による示談
交渉期間
3ヶ月
交渉のポイント
傷害慰謝料
交通事故の概要
Yさん(35歳)は、東京都江戸川区で、自転車で走行中、安全確認を怠り、スーパーマーケットの駐車場から出てきた自転車に衝突され転倒しました。
この交通事故で、Yさんは首を捻挫するという傷害を負いました。
このような交通事故では、相手のみならず、Yさんにも過失が認められ、Yさんには2割の過失相殺が認定されます。
Yさんの傷病名は頚椎捻挫(けいついねんざ)です。むちうち症とも呼ばれます。
Yさんは、この交通事故により、8.5ヶ月という長期の通院を経て治療を終了し、症状固定となりました。
Yさんには、後遺障害(後遺症)は認定されていません。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
治療終了後、Yさんは、相手方任意保険会社から、損害賠償計算書を受け取りましたが、長期の通院であるのに慰謝料が27万円程度しか認定されておらず、あまりにも少ない慰謝料に不満を持ち、インターネット検索を経て、弁護士報酬を心配せずに依頼できる「完全出来高報酬制」の当弁護士への相談に至ったものです。
早速、Yさんから損害賠償計算書を頂き、当弁護士がその内容を検討したところ、Yさんの言うとおり、Yさんへ提示された傷害慰謝料の額は、明白に低いものでした。
当弁護士は、その旨をYさんに説明し、これを受け、Yさんは当弁護士に依頼することを決意しました。
依頼を受けた、当弁護士は、直ちに、弁護士基準(裁判基準)による、傷害慰謝料の金額(1,060,000円)で示談交渉を開始しました。
示談交渉は、相手方任意保険会社の希望により、担当医師への医療照会を経て行われたため、3ヶ月という比較的長期となりましたが、無事に示談成立となりました。
その内容としては、
傷害慰謝料が当初268,800円の提示であったところ、846,400円(弁護士基準の約80パーセント)となり、傷害慰謝料は3倍増しました。
傷害慰謝料の増加額は577,600円です。
ただし、過失相殺が20パーセントあるので、示談金の増加額は462,080円となります。
相手方任意保険会社が大手ではないこと、自転車事故では自賠責保険が使用できないことなどから、傷害慰謝料は弁護士基準の約80パーセントという結果となりましたが、それでも約46万円の増額です。
このように、当事務所では、後遺症の認定のない事案でも、基本報酬0円の完全出来高報酬制で依頼をお受け致します。
また、相談は電話やメールでも可能であり、遠方の方でも事務所に来て頂く必要はありません。お気軽に相談頂ければ幸いです。