後遺症事例51
示談金増加額 約126万円
自動車同士の衝突で胸骨骨折、慰謝料が2倍以上増額した交通事故事案(後遺障害14級)
当初提示額
1,336,000円
最終示談額
2,605,128円
交渉後の増加額
1,269,128円
傷害状況
胸骨骨折ほか
後遺症認定
後遺障害14級9号
治療期間
17.1ヶ月間
解決方法
交渉による示談
交渉期間
約2週間
交渉のポイント
通院慰謝料(傷害慰謝料)、後遺障害慰謝料、後遺障害に伴う逸失利益
交通事故の概要
栃木県大田原市の国道を自動車で走行中、センターラインオーバーの対向車に衝突され、胸や腰、肩関節にケガを負った交通事故事例です。
この交通事故により、被害者側のAさん(62歳・男性/自営業)は、医師から、胸骨骨折等と診断され、約17ヶ月もの通院治療を余儀なくされました。そのうち通院実日数は22日です。症状固定を迎えた後も、疼くような痛みが残ってしまったため、相手方保険会社(加害者側)を通じて、自賠責保険に対し後遺障害の等級認定請求を行っています。
後遺障害認定請求の結果、前胸部の疼痛につき「局部に神経症状を残すもの」として14級9号が認定されています。
後遺障害の認定結果が下りた後ほどなくして、被害者Aさんのもとに、相手方保険会社(加害者側)の担当者から損害賠償額の計算書が送られてきました。
被害者Aさんは、相手方保険会社が提示してきた慰謝料等の金額に納得できず、交通事故分野の経験が豊富な専門家に賠償交渉を依頼しようと決意されました。
ただ、ご自身で加入の自動車保険には弁護士費用特約を付加しておらず、弁護士に対する報酬金額を心配していたところ、ご家族がインターネット検索で当弁護士のウェブサイトを見つけ、費用倒れの心配がない「完全出来高制」の料金体系に魅力を感じて無料相談に至ったとのことでした。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
【弁護士介入】
被害者Aさんからご相談を受け、当弁護士が相手方保険会社の提示内容を検討したところ、通院慰謝料(傷害慰謝料ともいいます)、後遺障害慰謝料および逸失利益に増額の余地があることが判明しました。
その旨を被害者Aさんにご説明したところ、増額交渉を強く希望され、ご依頼いただくこととなりました。
被害者Aさんからご依頼を受けた当弁護士は、さっそく相手方保険会社に介入通知を送付し、交渉を始めました。
具体的な交渉経緯は以下のとおりです。
【相手方保険会社の当初提示額】
通院慰謝料…586,000円(相手方保険会社の任意基準)
後遺障害…750,000円(慰謝料及び逸失利益の合計 自賠責基準)
合計金額 1,336,000円
【当弁護士の請求額】
通院慰謝料…1,690,000円(裁判基準)
後遺障害慰謝料…1,100,000円(裁判基準)
後遺障害に伴う逸失利益…300,000円
合計金額 3,090,000円
※裁判基準は「弁護士基準」ともいいます。
【示談成立・解決】
通院慰謝料…1,513,800円(当弁護士請求額の90%)
後遺障害慰謝料…990,000円(当弁護士請求額の90%)
後遺障害逸失利益…101,328円(年収468,137円、労働能力喪失率5%、喪失期間5年、ライプニッツ係数4.329)
合計金額 2,605,128円
⇒増加額 1,269,128円
【弁護士から一言】
当初、相手方保険会社側の提示額は、当弁護士が裁判基準によって算出した金額に比べると約175万円もの差がありました。
交渉結果については、被害者Aさんの年収が少なかったため逸失利益は10万円程度となってしまいましたが、それでも後遺障害慰謝料と合わせれば約109万円となり、約34万円の増額、通院慰謝料は100万円近い増額となりましたので、十分に成功事例といえるでしょう。
また、被害者Aさんは栃木県大田原市在住でしたが、一度も東京の事務所にお越しいただくことなく、電話や郵送のやりとりで解決に至っています。後遺障害の有無やお住まいの地域を問わず、全国の交通事故被害者の方からのご依頼をお受けしておりますので、お気軽に当弁護士の無料相談をご利用ください。