交通事故の衝撃を軽減!後部座席シートベルトのすすめ

後部座席シートベルト

やよい共同法律事務所の弁護士やまケンこと、山﨑賢一です。

運転席と助手席では当たり前のように着用しているシートベルトですが、後部座席での着用率は未だ低いと言われています。
交通事故に遭遇した際、身を守ってくれるのはシートベルトです。

今回は、後部座席のシートベルトについて、お話しします。

義務化されても着用率の低い後部座席シートベルト

運転席と助手席のシートベルトは1985年(高速道路や自動車専用道)、1992年(一般自動車道)に義務化され、着用率は90%を超えています。

後部座席は2008年から義務化されていますが、現在のシートベルト着用率は一般道で36.0%、高速道路で71.8%と未だ高いとは言えません。

後部座席のシートベルトを着用しない理由として、「着用する習慣がないから」「面倒だし窮屈だから」「交通事故に遭いにくい短い距離だから」などが挙げられます。

後部座席のシートベルトはあまり重要視されておらず、「シートベルトをしなくても大丈夫だ」という漠然とした思い込みが非着用に繋がっています。

交通事故で後部座席の乗員はどうなる?

シートベルト非着用で交通事故に遭遇した際、致死率は着用時の約14.5倍高くなります(参考:シートベルト着用有無別致死率)。

また、運転席と助手席より後部座席の方が大怪我を追う確率が高いのです。

交通事故の際、後部座席の乗員はどのような衝撃を受けるのでしょうか。

後部座席シートベルト非着用の危険性

例えば、時速60kmで走行している車が壁などに激突する交通事故の場合、14m相当(4~5階)のビルから落下するとき同様の衝撃を受けることになります。

体重の数十倍の力が自分にかかり、前席やドア、天井に叩きつけられます。

前席の乗員に激突し怪我を負わせたり、打ちどころによっては命を奪う行為にも繋がります。

また、窓を突き破って車外に放り出され、後続車に撥ねられる可能性もあるのです。

シートベルトを着用しないことで自分だけではなく、他の乗員にも危害を加えてしまうことがあると覚えておきましょう。

やってはいけない!危険な後部座席シートベルト着用

シートベルトを「体にかかっていれば良い」と適当に着ける人もいるようです。

シートベルトは正しく着用しないと交通事故から身を守ってはくれません。

中途半端や適当に着用していると、逆に危険が及ぶこともあるのです。

肩ベルトが首に近い

肩ベルトを適切な位置ではなく首に近いところにかけていると、交通事故で前のめりになった際、肩ベルトに首が締められる危険性があります。

腰ベルトを腹部にかける

腰ベルトをお腹にかけていると、交通事故のとき腹部に体重の数十倍の力が加わります。

腹部には、それを支える強度が備わっていないため、腰ベルトに圧迫され内臓を傷める危険性があります。

ベルトをたるませたまま

肩ベルトや腰ベルトのたるみをそのままにしておくと、ベルトと身体に隙間ができます。

ベルトで固定されていないため、交通事故の際に体が飛び出して全身を強打する危険性があります。

シートベルトをしている“ふり”

取り締まりが行われている高速道路などで、金具に差し込まず、肩ベルトと腰ベルトを体にかけるだけでシートベルトをしているように見せかける行為です。

交通事故に遭遇した場合、当然ながらシートベルトは本来の役割を果たしてくれません。

後部座席シートベルトの正しい着用方法

  1. シートに背中をつけて深く座ります。
  2. 肩ベルトは鎖骨の中央から肋骨と胸骨に沿うように着用し、腰ベルトは低い位置を意識して、骨盤と腰骨を押さえるように着用します。
  3. 次にベルトのたるみを確認し、たるみがあればバックル側から肩ベルトを少し強めに横へ引っ張ります。
  4. 最後はベルトが捩じれていないか確認してください。

妊婦が着用する場合

妊婦のシートベルト着用は肩ベルトと腰ベルトを腹部の膨らみ(子宮)にかからないようにすることがポイントです。

肩ベルトは腹部の側面に通し、腰ベルトは腰骨の低い位置に通します。

交通事故から母体や胎児を守るため正しい着用が求められますが、はじめに着用可能か担当医師に確認しておきましょう。

後部座席シートベルト警報の義務化

国土交通省は2020年の9月1日から、シートベルトをしていないと音が鳴る警報を強化すると発表しました。

既に運転席と助手席では実施されていますが、2020年以降の新型車から後部座席のシートベルトも警報対象になり、義務化されます。

エンジンスタート時、全席でシートベルトを着用していないと警告が表示されます。

そして、後部座席のシートベルトを着用していた乗員が走行中に外した場合、警告表示と警報音が鳴る仕組みです。

これは、後部座席のシートベルト着用率の低さを重く受け止めたゆえの対策です。

交通事故から自分や家族、友人を守るため、全ての座席でシートベルトは必要です。

後部座席に座っても“乗ったらシートベルト着用”が習慣になるよう、日頃から意識することが大切なのです。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴32年。交通事故取扱開始から18年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2020年末で累計1,808件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2021年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高制」で、交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。