アクセルとブレーキ踏み間違いの交通事故を防ぐには

アクセルとブレーキ

やよい共同法律事務所の弁護士やまケンこと山﨑賢一です。

さて、今回は、交通事故を引き起こす可能性がある「アクセルとブレーキの踏み間違い」についてお話します。

踏み間違いと聞くと、高齢ドライバーに多いイメージではないでしょうか。
しかし、実際には若者でもベテランドライバーでも踏み間違いを起こす危険性は高いのです。

今回は、どのようにして踏み間違いが起こるのか、踏み間違いが交通事故へ繋がる原因、踏み間違い防止や対策など紹介していきます。

初心者とベテランの踏み間違い

アクセルとブレーキは、ともに「足で踏み込む操作」を要するため、初心者や運転に慣れていない人は、踏み間違いを起こしやすい傾向にあります。

それに対して、ベテランドライバーや運転に慣れている人が起こしやすい踏み間違いは、思い込みによるもの。

例えば、駐車場に車を停めようとしている際、「停車させること」以外に意識が向いてしまうことがある場合や、助手席に置いていた携帯に手をのばしたり、同乗者との会話で体を捻らせることなどで足の位置が定まらず、そのままブレーキと勘違いしてアクセルを踏み込んでしまうような場合です。

踏み間違いで運転手に起こること

アクセルとブレーキの踏み間違いは、すぐ対処できれば交通事故には繋がらない場合もあるでしょう。

間違えてアクセルを踏んでも、即座にブレーキを踏めば事なきを得ることもあるからです。

ですが、人は、意図しないことが起こると焦りやパニックを引き起こします。

ブレーキを踏んだ筈なのに車が急発進するという意図しない動きに、脳がストレスを受けてしまうからです。

前頭前野皮質が交通事故を引き起こす

人は、脳の前頭葉と『前頭前野皮質(ぜんとうぜんひしつ)』の働きを通して車の運転を行っています。

この前頭前野皮質はストレスに極力弱く、焦りやパニックでストレスに晒されると機能不全を引き起こす特徴があります。

機能不全を起こしてしまうと、人は機能不全を起こす前の行動を継続する「人間の生理的反射運動」を行うと言われています。

本来ならブレーキを踏めば止まることが分かっているのに、ストレスを受ける前はブレーキとアクセルを間違えて踏んでいますから、そのままアクセルをブレーキと考えて踏み続けてしまうのです。

そうすると、車は加速し店舗や人混みの中に突っ込んでしまう、立体駐車場から転落してしまうなどの交通事故に繋がってしまうのです。

踏み間違いの交通事故で当事者が時々「ブレーキが利かなかった」と証言するのは、このような脳の仕組みがあるからなのです。

踏み間違いによる交通事故を防止するには

重大な交通事故に発展しかねない踏み間違いによる交通事故は、社会問題でもあります。

アクセルとブレーキが同じペダルだから間違うのであって、ペダル踏みかえを必要としない構造にしてしまえば良いのではないか、などの意見もあるようです。

現時点では、どのような踏み間違いによる交通事故防止策が行われているのか紹介します。

衝突被害軽減ブレーキ

衝突被害軽減ブレーキとは、人や障害物を自動で感知し衝突を防ぐ機能の総称です。

衝突の恐れがある場合、警告音を発してドライバーにブレーキを促します。そして、衝突を避けられない状態になると自動でブレーキが作動する仕組みです。

踏み間違いによる交通事故防止に役立つ機能ですが、完全に防止できるわけではありません。

豪雨などで見通しが悪いとき、窓が汚れているとき、カメラやレーザーの前に置かれた遮断物の影響、各メーカーの感知力の差など、機能が充分に発揮されない場合があるからです。

また、乗用車による衝突被害軽減ブレーキの義務化が予定されていますが、具体的な時期はまだ決定されていません。

課題の多い衝突被害軽減ブレーキですが、さらに精度が高まれば優秀な防止策になると考えられています。

後付けの踏み間違い防止装置

衝突被害軽減ブレーキが搭載されていない車に乗っていて、踏み間違いが不安な方もいるでしょう。

そこで後付けで設置できる装置も市販されています。いずれも車検基準を満たしているため安心です。

【ペダルの見張り番】
アクセルとブレーキの踏み間違いに特化した急発進防止装置で、オートバックス専売商品です。

発進時などに、ブレーキと間違えてアクセルを強く踏んだ際に警告音が鳴ると同時に、エンジンを抑制して車が飛び出すのを防ぐ「オーバーアクセルキャンセラー」が搭載されています。

これが機能すると、自動車がゆっくり動くので、慌てずブレーキを踏んで交通事故を防止できるのです。

また、アクセルとブレーキを同時に踏んでしまった場合、ブレーキを優先させる「ブレーキオーバーライドシステム」も搭載されています。

【ワンペダル】
ナルセ機材が開発したアクセルとブレーキを一体化させたペダルで、世界7ヵ国で特許を取得しました。1つのペダルでアクセルとブレーキが操作できる製品です。

ペダルに置いた足を右に傾ければアクセル、ペダルを踏み込めばブレーキになり、通常運転のようにアクセルとブレーキの踏み換えを必要としないため、踏み間違いを防止できるのです。

また、アクセルをかけたままでペダルを踏み込んでもアクセルは利かず、車の暴走を防止できます。

ワンペダルは右足用のシングルタイプ、両足用のダブルタイプの2種類があります。

最後に

後付け装置は、車種によって取り付けられない場合もあるため、取り付けを検討する際は事前に販売店にお問い合わせください。

ただし、衝突被害軽減ブレーキや後付け装置は、絶対的な防止策ではありません。
あくまで踏み間違いの補助として考え、普段から安全運転を心がけ、ペダルの位置を確認する習慣を身に付けましょう。

やよい共同法律事務所では交通事故にあった際の種々の無料相談を承っております。交通事故に遭遇してしまった際には、どうぞお気軽にご連絡ください。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴32年。交通事故取扱開始から18年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2020年末で累計1,808件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2021年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高制」で、交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。