後遺症事例1

示談金増加額 2,650万円

歩行中に背後から自動車に衝突され脳挫傷等を負った事例(後遺障害9級10号)

当初提示額

8,500,000

最終示談額

35,000,000

交渉後の増加額

26,500,000

傷害状況

くも膜下出血ほか

後遺症認定

後遺障害9級10号

治療期間

444日
(入院期間17日)

解決方法

裁判による和解

交渉期間

約1年

交渉のポイント

入通院慰謝料(傷害慰謝料)、後遺障害慰謝料、後遺障害に伴う逸失利益

交通事故の概要

大阪府門真市の路上を歩行中、背後から走行してきた前方不注視の自動車にはねられた交通事故事例です。

この交通事故で、被害者Nさん(30代・男性/会社員)は、脳挫傷、くも膜下出血といった重度な傷害を負いました。
被害者Nさんは、症状固定まで入院17日、実際の通院日数36日、総治療期間444日という長期間の治療を要しました。

被害者Nさんは、症状固定を迎えた後、自賠責保険への後遺症認定請求を行いました。
その結果、後遺障害9級10号(神経系統の機能又は精神に障害を残し、服することができる労務が相当な程度に制限されるもの)が認定されています。

後遺障害の認定が下りてすぐに、相手方保険会社(被害者側の任意保険会社)から示談案の提示がなされました。
その示談案に対し、まずは被害者自身で交渉を行ったところ、多少の増額はありました。

しかしながら、後遺症に関する賠償金額が非常に低く、とても満足できないようだったため、被害者本人での交渉は断念し、交通事故案件を得意分野とする当弁護士にご依頼いただくこととなりました。

交通事故雑学
症状固定とは、医療機関で入通院治療を続けても、それ以上、ケガが回復しない状態となったことをいいます。
ケガの回復が止まり、症状が固定してしまった時点を症状固定といい、症状固定した時点で残っている症状があれば、それが後遺障害となります。
後遺障害とは、症状固定したときに残っている症状のことをいうので、「症状固定」と「後遺障害」には密接な関係があります。

弁護士交渉〜介入から解決まで〜

【弁護士介入】
当弁護士が妥当な損害賠償額を検討したところ、相手方保険会社からの提示と弁護士基準(裁判基準)との開きがあまりにも大きかったため、交渉での示談は難しいものと判断し、被害者Nさんにその旨ご説明しました。

当弁護士が被害者Nさんに、交渉は行わず当初から裁判での解決を勧めたところ、裁判手続きを経てでも正当な賠償を受けることを希望されたので、契約締結後ただちに裁判手続きに入りました。

裁判においては、もちろん、入通院慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症に伴う逸失利益、すべての項目において弁護士基準(裁判基準)での請求を立てました。

約1年間の裁判の結果、入通院慰謝料、後遺症慰謝料については満額となり、相手方保険会社から提示のなかった後遺症に伴う逸失利益についても大幅な増額結果となりました。

具体的な交渉経緯は以下のとおりです。

【相手方保険会社の当初提示額】
相手方保険会社の当初提示額の内容は以下の通りです。

入通院慰謝料…1,074,400円
後遺症慰謝料…6,160,000円(自賠責基準)
後遺障害に伴う逸失利益…提示無し
合計金額 7,234,400円

この提示に対して、被害者自身による示談交渉で、合計8,500,000円まで増額しました。

しかし、下記の裁判基準をご覧いただければお分かりのとおり、本来、被害者Nさんが損害賠償されるべき金額とは未だ大幅な開きがあり、交渉レベルでの解決は困難であると判断した当弁護士は、すぐに裁判手続きに移行することを勧めました。

【当弁護士の請求額】
相手方保険会社の提示に対して、当弁護士が相手方保険会社に請求した内容は以下の通りです。

入通院慰謝料…1,790,000円(入院0.6ヶ月・通院14.3ヶ月。裁判基準です。)
後遺症慰謝料…6,900,000円(9級10号。裁判基準です。)
後遺障害に伴う逸失利益…33,087,697円(年収約614万円、労働能力喪失率35%、症状固定時30歳として計算。裁判基準です。)
合計金額 41,777,697円

【示談成立・解決】
最終的な示談金額の結果は以下の通りです。

約1年間の訴訟の結果、次の通りの示談が成立しました。
入通院慰謝料…1,790,000円(裁判基準の満額)
後遺症慰謝料…6,900,000円(裁判基準の満額)
後遺障害に伴う逸失利益…26,310,000円(裁判基準の約80%)
合計金額 35,000,000円

増加額 26,500,000円となりました。

【弁護士から一言】
850万円から最終的に3500万円での示談成立ですので、2650万円もの増額です。
もし、保険会社から言われるがままに示談していたらと思うと、冷や汗が出てきそうな金額ですね。
裁判手続きに移行して、大正解でした。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴33年。交通事故取扱開始から19年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2021年末で累計1,885件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2022年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高報酬制」で交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。