交通事故を未然に防げる自動ブレーキシステム

自動ブレーキシステム

やよい共同法律事務所の弁護士やまケンこと山﨑賢一です。

交通事故被害に遭遇してしまった際は、“交通事故専門弁護士やまケン”までご相談いただければ、真摯に対応をさせていただきます。

さて、今回は、交通事故を未然に防ぐ「自動ブレーキシステム」のメリットとデメリットについてお話しします。

交通事故にはさまざまな原因があり、残念ながら、すべての交通事故を回避できるわけではありません。

ただ、近年、とても話題になっている「自動車の自動ブレーキシステム」は、交通事故の発生件数や、被害を軽減させることができるとして大変注目されています。

ブレーキの踏み遅れは、交通事故につながる主な要因のひとつですから、自動ブレーキシステムは、運転手の不注意を補うために役立ちます。

自動ブレーキシステムが世に出始めた頃は、とても珍しく、画期的な機能だと思われた方は多いはず。最近では徐々に普及し、自動ブレーキシステム搭載の自動車が増えています。

それでは、自動ブレーキシステムの特長や、メリットとデメリットについて、詳しく見ていきたいと思います。

自動ブレーキシステムとは

障害物を自動車が自動的に感知してブレーキがかかるのが「自動ブレーキシステム」ですが、なぜそのような機能を実現することができるのでしょうか。

このシステムの仕組みは、自動車に搭載されたカメラ、レーザー、コンピューターなどで情報を解析して、ブレーキ操作を自動的に行うといったものです。

自動ブレーキシステムは、前方にある障害物のみならず、歩行者等の人物までも感知してくれるため、交通事故を事前に回避できるとして大変注目されています。

そもそもの自動ブレーキシステムのはじまりは、2009年のボルボによる「シティ・セーフティ」と呼ばれる低速用追突回避システムです。

当時、ボルボ「シティ・セーフティ」は、新型の自動車にすべて搭載され、完全にブレーキがかかることで、とても画期的な開発といわれました。

日本では、国土交通省が1991年に先進安全自動車プログラム(ASV)を立ち上げ、国内では2000年代よりトヨタやホンダが運転手の注意喚起をするシステムとして、障害物を知らせるセーフティシステムの導入を開始しました。

しかし、このシステムは交通事故の発生を減らすのが目的であり、運転手の意思に関係なくブレーキを操作するオートシステムとは違うものでした。

自動ブレーキシステムの義務化

自動ブレーキシステムは、赤外線レーザーやミリ波レーダーなどを使い、近年はとても高性能なものとなっています。

現在、国内では、各自動車メーカーが自動ブレーキシステムを独自に開発していますので、性能に多少のばらつきがあるようです。

EUでは、2015年からすべての商用車新車に自動ブレーキシステムを搭載することが義務化され、アメリカでも同様に、2022年9月まで米国市場で販売する新車のうち、99%以上に自動ブレーキシステムが標準搭載されるよう、運輸省と各自動車メーカーとで合意がなされています。

日本においても、最近とても増えている高齢者の交通事故予防のため、新車の自動ブレーキシステムの義務化を検討しています。

国交省では新車販売の条件とするよう、法令の改正を行い、将来的には全車に自動ブレーキを搭載させる意向があるようです。

ちなみに、2015年時点で、国内で販売された新車のうち、45.4%に自動ブレーキシステムが搭載されています。

自動ブレーキシステムのメリット

自動ブレーキシステムの最大のメリットは、交通事故が大幅に軽減されることです。

実際に、自動ブレーキシステムが導入されてから、交通事故の発生件数は、なんと60%ほど減少したといわれています。

自動ブレーキシステムの具体的な働きは、各自動車メーカーによって多少の違いはありますが、ブレーキが実際にかかるまでに警報を鳴らして運転手の注意を喚起するものや、スピードの減速装置など、交通事故をあらゆる角度から回避する機能があります。

このような機能は、交通事故を起こす前に危険を察知して知らせてくれるため、悪天候など見通しがよくない環境での運転や、とっさの判断が鈍くなっている高齢者の運転において、大変ありがたいものです。

その他、自動ブレーキシステム搭載のメリットとしては、税金が安くなり補助金が出ることや、自動車保険の料金が安くなるなど、自動車の維持費にもメリットがあります。

自動車は私たちの生活に欠かせないものですが、今後、交通事故の予防や回避を目的とした最新技術がますます進み、運転システムへの導入が徹底されていけば、運転中のストレス軽減にもつながるでしょう。

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自動ブレーキシステムのデメリット

自動ブレーキシステムのデメリットとして、機能によっては「人物を障害物として検知しない」というタイプもあるため、システムを完全に頼り切って運転することはできないという点があります。

例えば、大手自動車メーカーが導入する「ミリ波レーザー式」は、天候が悪くても前方を検知する機能がありますが、測定する距離が長いため、自動車に近い人物の検知ができません。

その他のデメリットとして挙げられるのは、製造コストがかかるため、自動車の販売価格も割高になってしまうことや、「カメラ式」や「赤外線式」のシステムでは、雨や霧など悪天候の状況下では画像が不鮮明になり、機能がしっかり働かない場合もあることなどです。

ただ、交通事故を回避できなかったとしても、自動ブレーキシステムが搭載されていれば、その事故のダメージを軽減させることはできます。

それぞれの自動車に搭載された自動ブレーキシステムの特長を理解して、運転手自身も注意を怠らずに、あくまでシステムは「安全運転のサポート」として活用することが大切でしょう。

最後に一言

以上、自動ブレーキシステムの特長とともに、メリットやデメリットについてご紹介しました。

搭載された機能をフルで活用するためには、そのシステムのことをよく理解することが大切です。

自動ブレーキシステムを正しく理解した上で利用し、交通事故を未然に防いでいきましょう。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴32年。交通事故取扱開始から18年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2020年末で累計1,808件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2021年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高制」で、交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。