どう防ぐ?高齢者の運転について考えよう

男性ドライバーが自動車のハンドルを握っている

近年、高齢者による運転事故が多発しています。加齢よってさまざまな感覚器官が若い頃に比べて鈍ってくることからも、高齢者の運転は非常にリスクがあるということが昨今叫ばれている状況です。さて、そんな交通事故の多い高齢者の運転とはどのようなものなのでしょうか。今回、ここでは高齢者の運転についてを考えていきます。

能力の衰え

高齢者の運転が危険なのは、さまざまな感覚器官の衰えが発生しているからです。記憶力であったり判断力の低下により、運転をする際の細かな部分に気がつかなくなっているのです。

さらに、年齢と共に認知機能が低下していくと、非常に高齢者の運転の危険度が上がっていきます。平成15年から25年にかけての10年間、死亡事故が発生している件数自体は減少傾向なのですが、75歳以上の運転者が引き起こした死亡事故は年々増加をし続けています。

全体の11%以上が75歳のドライバーが引き起こしている事故ともいわれており、「危ないからやめようね」という、優しい声かけでは済まされない事態となっているのです。

高齢者と若者の価値観の違い

高齢者の運転で事故が起こるケースの殆どが、運転に自信がある方の事故であるということです。また、車への強い執着心も関係があるでしょう。

現在の若者の車離れの原因には賃金の低下が問題といわれていますが、車社会への憧れが薄くなってきていることも要因だと考えられています。つまり、高級車に乗っているとか、車を持っているということ自体が『かっこいい』という感覚では無くなってきているのです。

さらに、交通事故などのニュースを見聞きすることで、いつか自分も事故を起こすのかもしれない。家族に迷惑がかかるし、お金もかかる。見栄を張って車を買ったことで苦しい生活となり、事故を起こし後悔するのはバカらしい。こういった、ある意味での現実的な考えとなっています。

一方、高齢者の場合、貧しい時代を生き抜いてきた方も多く、車を購入することがひとつのステータスであったとも考えられます。いつまでも車に乗っていたい。自分で購入した宝物だから、乗らずに放置しておくのはダメだろう。自分の生きた時代の感覚を引きずっている方も実際に多くいらっしゃるのです。

自らの衰えが認められない

前述した通り、高齢者となれば多くの方は必ずさまざまな認知能力が落ちていきます。若い頃に比べて、走るスピードが遅くなるように、各機能の低下は免れることはできないのが実態です。

しかし、高齢者の運転に関していうと、多くのドライバーが自分の能力は衰えていないということを感じています。そのため家族の説得に応じることは少なく、まだまだ自分は若い頃と一緒のレベルで運転技術があると思い込んでいるのです。

こうした現状を仕方ないで済ますのではなく、真剣に考えなければなりません。

高齢者の危険な運転

さて、高齢者の運転はどのように危険であるのか、具体例を挙げながら確認していきましょう。まず、センターラインをはみ出してしまうという現象です。自分が今、どこを走っているのかということを把握しにくくなってきているため、思わずフラフラとセンターラインを超えて運転してしまっているのが高齢者の危険な運転の特徴です。

ただ、都心などの高齢者のドライバーなどであれば、まだ他に対向車などが多いために位置判断の認識目標が多いといえます。

地方で運転をする高齢者の場合ですが、対向車などが比較的少なく、時間帯によっては自分だけが走っているという時間帯も多くあります。こういった状況が続くと、自分がどこを走っているかの位置判断がぼやけやすく、いざ多くの車が走っている時でも感覚が鈍ってぶつかってしまうことがあるのです。

集中力の低下

また、危険なのが集中力の低下です。認知機能が下がってきていることからも、高齢者は集中力が低下傾向にあるといわれています。一直線の道を走り続けていると、ボーっとしてしまい信号があることに気がつかない場合もあります。

また、比較的多い事故が十字路の存在に気がつかないという場合です。直線のみだと思って、左右確認を怠りそのまま直進してしまうことで、横から出てきた対向車や人物などと接触事故を起こす可能性があります。信号無視なども高齢者では多く見られ、家族の声かけだけではどうにもならない実態がここにあるのです。

録画をして対応

高齢者の危険な運転をやめさせるために、家族がきつく当たったり、キーを隠したり、そういった半ば強制的なやり方ではなかなか、高齢者ドライバーは納得できません。効果的といわれているのが、高齢者が運転している車を撮影して、それを本人に見せることだといわれています。

ゆらゆらした運転だったり、対向車とぶつかりそうになったりと、自分で自分の運転を認識させることが第一歩といわれています。高齢者の運転による悲劇は日常的に起こっています。家族や周囲のひとたちの協力が必須となってくる問題なのです。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴32年。交通事故取扱開始から18年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2020年末で累計1,808件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2021年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高制」で、交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。