後遺症事例5

示談金増加額 約134万円

青信号を横断中に車にはねられた事例 (後遺症14級9号)

当初提示額

2,025,300

最終示談額

3,370,192

交渉後の増加額

1,344,892

傷害状況

右足関節脱臼骨折

後遺症認定

後遺障害14級9号

治療期間

324日
(内92日は入院)

解決方法

交渉による示談

交渉期間

1ヶ月

交渉のポイント

入通院慰謝料(傷害慰謝料)、後遺障害慰謝料、後遺障害に伴う逸失利益

交通事故の概要

本件は、長野県上田市内の信号のある十字路交差点にて、歩行者が青信号の横断歩道を渡っている最中に、自動車にはねられてケガを負ったという交通事故で、被害者側には全く過失がない事例です。

交通事故の詳細としては、被害者側である歩行者のKさん(70代・男性/自営業)が、青信号の横断歩道を渡り始めたところ、横断歩道のなかば付近で、右折してきた自動車にはねられて転倒し、受傷。
病院に運ばれ、医師による診察を受けたところ、被害者Kさんのケガは、右足関節脱臼骨折と診断されました。

この交通事故により、被害者Kさんは、右足関節脱臼骨折の症状固定まで、入院約3.1ヶ月(入院日数92日)、通院約7.8ヶ月(実通院日数28日)という長期間の治療を要しました。
※症状固定とは、入通院治療を続けても、それ以上は症状が回復しない状態となったことをいいます。

被害者Kさんは、治療を経て症状固定となった後、後遺障害認定の申請を行い、その結果、「局部に神経症状を残すもの」として、後遺障害14級9号という認定を受けました。

後遺障害14級9号の認定が下りた後、被害者Kさんは、ご自身で相手方保険会社(加害者側)の担当者と賠償交渉を行っていました。
しかし、被害者本人といった個人レベルでの賠償交渉は難航し、行き詰まりを感じたところ、当弁護士のホームページを見つけ、電話相談を経てご依頼となりました。

弁護士交渉〜介入から解決まで〜

被害者Kさんから、相手方保険会社の示談案(賠償金額の計算書など)や交通事故に関する各種資料をいただき、当弁護士が検討したところ、被害者Kさんに過失はなく、問題となったのは、「入通院慰謝料(傷害慰謝料)」、「後遺障害慰謝料」、そして「後遺障害に伴う逸失利益」でした。

相手方保険会社の示談案では、慰謝料に関しては「入通院慰謝料」「後遺障害慰謝料」ともにかなり低額で計算されていたうえ、「後遺障害に伴う逸失利益」については、提示すらありませんでした。つまり、逸失利益に関する賠償金額は0円という内容だったのです。

被害者Kさんとの委任契約締結後、さっそく賠償交渉を開始した当弁護士は、「入通院慰謝料」、「後遺障害慰謝料」、「後遺障害に伴う逸失利益」の3項目いずれについても、裁判基準に準拠した請求を行いました。
※裁判基準とは、交通事故の判例(裁判例)をもとにした計算方法のことで、別称、弁護士基準ともいいます。

具体的な交渉経緯は以下のとおりです。

【相手方保険会社の当初提示額】
相手方保険会社の当初提示額の内容は以下の通りです。

入通院慰謝料…1,255,300円
後遺障害慰謝料…770,000円(自賠責基準+2万円)
後遺障害に伴う逸失利益…0円
合計金額 2,025,300円

【当弁護士の請求額】
相手方保険会社の提示に対して、当弁護士が相手方保険会社に請求した内容は以下の通りです。

入通院慰謝料…2,240,000円(入院3.1ヶ月・通院7.8ヶ月。裁判基準です。)
後遺障害慰謝料…1,100,000円(裁判基準です。)
後遺障害に伴う逸失利益…651,514円(年収301万円、労働能力喪失率5%、症状固定時76歳で計算。裁判基準です。)
合計金額 3,991,514円

【示談成立・解決】
最終的な示談金額の結果は以下の通りです。

入通院慰謝料…2,015,000円(裁判基準の約89%)
後遺障害慰謝料…1,000,000円(裁判基準の約90%)
後遺障害に伴う逸失利益…355,192円(裁判基準の50%)
合計金額 3,370,192円

増加額 1,344,892円となりました。

【弁護士から一言】
当弁護士による交渉の結果、慰謝料関係(入通院慰謝料と後遺障害慰謝料)に関しては、請求額の約9割での示談成立となりました。
後遺障害に伴う逸失利益に関しては、請求額の半分程度での示談成立ですが、元々の示談案では「提示なし=0円」だったのですから、十分に成功事例といえる結果です。

当弁護士の事務所は東京にありますが、本件事例のように、遠方にお住まいの被害者からのご相談やご依頼も積極的にお受けしています。
弁護士が比較的少ない地域では、交通事故事案を得意分野とする経験豊富な専門家がなかなか居なかったり、弁護士が居ても、法律相談料や報酬体系など費用面が心配であったりなどが理由で、被害者自身での交渉で解決しようと考えてしまう方がいらっしゃいます。
しかし、被害者自身による交渉で、ご本人が納得のいく損害賠償金を得ることは、かなり難しいといっていいでしょう。

◎全国対応!ご来所不要
本件のご依頼者は長野県内にお住まいでしたが、一度も当事務所までお越しいただくことなく、電話やメール、郵便のやりとりで解決に至っています。治療やお仕事等でご多忙な方、遠方にお住まいの方もお気軽にお問い合わせください。

◎弁護士が直接ヒアリング
無料相談時に、事務職員が被害者の方々から聴き取りを行う法律事務所もありますが、当事務所では最初の段階から弁護士が直接ご相談内容を伺います
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交通事故の被害者本人やそのお身内の方々からのご相談は、全国対応で、何度でも無料でお受けしておりますので、ご不明点は弁護士山﨑賢一までお問い合わせください。

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※弁護士費用特約とは、交通事故の被害者となって弁護士に示談交渉を依頼した際の弁護士報酬等を保険会社が負担してくれる特約です。
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交通事故専門弁護士やまケン(山﨑賢一)にご相談ください。

※大変申し訳ございませんが、加害者側のご相談はお受けできません。



交通事故被害のご相談は全国対応!お問い合わせだけでも歓迎。


ご相談・お問い合わせ後、必ずしもご依頼いただく必要はございません。

留守番電話の場合はメッセージにお名前とご連絡先をお知らせください。

担当の弁護士より、折り返しご連絡いたします( TEL: 03-5251-2300)。

弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴35年。交通事故取扱開始から21年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2023年末で累計2,057件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2024年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高報酬制」で交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。