交通事故被害から子どもを守るために

親と手をつなぐ子ども

やよい共同法律事務所の弁護士やまケンこと、山﨑賢一です。

子どもは、いつでも好奇心旺盛です。少しでも気になるものを見つけると、周囲の様子を気にせず突然駆けだしてしまいます。

やや古いデータですが2003年の調査によれば、子ども全体の死亡率は減少している一方で、子どもの死傷者は増加傾向にあるとのこと。

つまり、子どもが交通事故に遭い、死傷する割合が増加傾向にある、ということが言えるのです。

では、子どもは、特にどういったケースで交通事故に遭いやすいのでしょうか。様々な視点から、検証してみました。

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【歩行中①】子どもに後から追いかけさせない

子どもは、とにかく一人で動き回りたいものです。

中には、子どもをある程度自由に歩かせるため、保護者が先を歩き、子どもが後から追いかけてくるといった様子も見られます。

交通事故被害のリスクが高い理由

しかし、そのような行動が交通事故を引き起こしかねません。

なぜなら、子どもは、保護者を追いかける際、保護者「だけ」を見ているからです。

その結果、左右を確認しないまま急に道路へ飛び出てしまい、交通事故に遭ってしまうのです。

特に、駐車場や交通量の多い場所において、このようなケースの交通事故被害が多発しています。

子どもを交通事故の被害者にさせないためにも、道路上では、保護者は常に子どものすぐそばを歩き、「子どもが親の後ろを追いかける」という状況を作らないように意識しましょう。

【歩行中②】駐車場などで親が子どもの手を引いて歩かない

子どもが特に小さいうちは、「子どもは親と手を握って歩きましょう」とよく言われるものです。

しかし、実はこの「手をつなぐ」という行為、特定の場所においては交通事故の被害に遭うリスクを高めてしまうことをご存知でしょうか。

交通事故被害のリスクが高まる場所

その特定の場所とは、駐車場や狭い路地など、自動車と歩行者の距離がとても近い場所です。

自動車には、ミラーや目視では確認し難い場所(死角)がありますが、特に、乳幼児など、まだ身体が小さい子どもの場合、その死角に身体がすっぽり収まってしまうことがあります。

そのため、子どもが自動車の死角に入っており、保護者と子どもが手をつないで一緒に歩いていた場合、運転席からは保護者のみが認識できるため、子どもに気が付かないまま運転してしまい、子どもを巻き込んだ交通事故を起こしてしまう、というケースがありうるのです。

よって駐車場など、自動車と歩行者の距離が近い場所を小さな子どもと通行する場合には、手を引いて歩くのではなく、なるべく子どもを抱きかかえ、運転席の目線からも子どもが見えるようにする、あるいはベビーカーなどを利用し、死角に子どもが入らないようにしましょう。

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【自動車運転中】助手席にチャイルドシートを設置しない

平成29年現在、法律上ではチャイルドシートの使用を義務付けていますが、チャイルドシートの設置場所までは決められていません。

そのため、「すぐに顔が見られて安心」「子どもが急にぐずったときに対応できるから」という理由で、チャイルドシートを助手席に設置して子どもを乗せている方がいらっしゃいます。

特に、平成29年4月、「座席別の交通事故発生時の死亡率は、助手席より後部座席の方が高かった」という報道がなされてからは、「後部座席よりも助手席の方が安全だ」と思われた方も多かったようです。

助手席の危険性

しかし、後部座席での死亡率が増えた理由は「運転席、助手席に比べてシートベルト着用率が極めて低いから」というのが原因であり、シートベルトを着用しての死亡率を見てみると、後部座席よりも助手席の方が高いことがわかっています。

チャイルドシートの説明書にも「助手席への設置は避けましょう」と明記されており、メーカー側も後部座席への設置を推奨しています。

海外での認識

また、日本以外の先進国の多くは、助手席でのチャイルドシートの設置を法律で禁止しており、「助手席にチャイルドシートは危険」という認識が浸透しています。

助手席が推奨されていない理由として、子どもは大人に比べて発達段階にあるため、エアバックの衝撃によってかえって重篤なケガを負う可能性が高いことがあげられます。

どれだけ細心の注意を払って運転していても、後続車による追突事故などは防ぎようがありません。

交通事故の被害を最小限に抑えるためにも、チャイルドシートは助手席ではなく、後部座席に設置するようにしましょう。

【自転車運転中】子どもを抱っこしながら自転車に乗らない

保育園の送迎やスーパーでの買い物など、特に子どもを持つお母さんの使う機会が多い、自転車。

子どもを自転車に乗せる際、子ども用の椅子を利用する他に、1歳に満たない乳幼児を抱っこ紐でかかえて自転車に乗っている方も多く見受けられます。

お住まいの自治体によって違いはあるのですが、自転車の利用が多い都市部などにおいては、原則的に子どもを抱っこした状態で自転車に乗ることは禁止されています。

子どもを抱っこしながらの自転車を禁じる理由

その理由として、

  • 「抱っこ紐の間から子どもが転落する恐れがある」
  • 「抱っこでは足元の確認がしやすく、転倒しやすい」

などが挙げられています。

子どもをおんぶしながらの自転車の場合

一方で、実は子どもを「おんぶ」しながらの運転は、禁止されていません。

抱っこだと子どもをすぐに確認できるので安心感がありますが、子どもを助手席に乗せるのと同じで、見えやすいが故に、運転側の集中力を欠き、交通事故が起こりやすくなるリスクがあるのです。

1歳未満の子どもを自転車に乗せる際には、抱っこではなく、おんぶで乗るようにすることを強くお勧めします。

交通事故被害から子どもを守るために

子どもは、保護者にとって予想外の行動をとりがちです。

そのため、保護者は常に、「子どもを交通事故の被害者にさせないためにはどうするべきか」を考える必要があります。

交通事故の被害に遭ってしまった後、「あのとき、助手席ではなく後部座席に子どもを乗せていれば助かったかもしれない」、「あのとき、子どもが後ろを追いかけてくるとわかっていたはずなのに」などと後悔する前に、親として、できる限りの交通事故予防をしてあげることが大切です。

今回ご紹介したケースをぜひ参照していただき、大切なお子様の安全を守っていただけたらと思います。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴32年。交通事故取扱開始から18年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2020年末で累計1,808件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2021年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高制」で、交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。