交通事故の手術で入れたプレートを外すメリットとデメリット

暖房器具のそば

やよい共同法律事務所の弁護士やまケンこと、山﨑賢一です。

交通事故で骨折した方は、体内に金属のプレートを入れて固定した方も多いのではないでしょうか。そのような方の中には、治ったら外してしまいたいと思っている方も多いでしょう。

金属のプレートを外せるかどうかはケースバイケースであることはもちろんですが、「交通事故の示談交渉をどう進めるか」という点においても非常に重要な意味を持っています。

この記事では、どのような場合に金属のプレートを入れるのかをご説明した後、プレートを外した場合のメリットとデメリットについてもご紹介します。

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金属のプレートを入れるケースとその役割

ここでいう「プレート」とは、チタンなどでできた板状のものです。ねじで骨とプレートを固定しますので、ねじ穴が開いています。

このプレートは、以下のようなケースで使われます。また、その役割についても説明します。

プレートを入れるケース

交通事故で骨折をした箇所にプレートを入れるかどうかは、骨折の状況、各病院や主治医の方針によって異なります。

一般的には、関節部分に及ぶ骨折、何箇所にも及ぶ骨折、青年・壮年の骨折の場合はプレートで固定する方法が選択されやすいようです。

交通事故の場合は、骨折箇所が何箇所にも及ぶこともあるでしょう。

したがって、プレートでの固定が選択されるケースも、多いかもしれません。

プレートの役割とは

プレートの役割は、骨折した骨をしかるべき位置で固定することです。これにより、骨がスムーズにくっつく助けとなります。

また、動いても骨が動きませんので、早い時期からのリハビリが可能となります。そのため、手術後の回復を早めることが期待できます。

金属のプレートは外せる?

交通事故による骨折の手術でプレートを体内に埋め込んだ場合、将来、外すことはできるでしょうか。

それは骨の状態など、場合により異なりますので、ケースバイケースといえます。

外すべき、あるいは外せないという場合もあれば、外すか外さないかを選択できる場合もあります。

主治医の診断が最優先

大前提として、主治医が「プレートを外しても差し支えない」という診断をしていることが必要です。

プレートを外した結果、患部が悪化してしまっては本末転倒です。

金属のプレートを外した場合のメリットとデメリット

金属のプレートを外しても差し支えない場合、外した場合のメリット・デメリットを知っておくことは大切です。

それでは、一緒に考えてみましょう。

プレートを外した場合のメリット

まずは、金属のプレートを外した場合のメリットをご紹介します。

①熱や冷えのストレスから解放される

金属は、一般的に熱を通しやすい性質があります。そのため、ヒーターや暖房器具の側にいると、プレートを埋め込んでいる部分が周りよりも熱く感じます。

また、寒い日に外出すると、プレートを埋め込んでいる部分が周りよりも冷たく感じます。足にプレートを埋め込んでいる方は、足元が冷えてしまって困るという方もいるかもしれません。

このような悩みは、プレートを外せば解決します。

特に冬は、暖房器具の側に座れなかったり、夜は寒くて眠れなかったり等、プレートを入れている方にとっては悩ましい季節となります。プレートの周辺が冷えることで、体調を崩す方もいるようです。

「熱い」「冷たい」と思うたびに、交通事故のことを思い出すのは精神的にも負担が大きいでしょう。そのような方にとって、「プレートを外せた」という喜びは、大きなものがあると思います。

②違和感から解放される

また、プレートを入れていると、人によっては「歩くたびに何かに当たる」「腕を動かすたびに何かに当たる」といった違和感をおぼえることもあるようです。

このような感覚も、プレートを外すと解決します。

③交通事故のことを思い出す場面が減少する

いずれにしてもプレートが入っていると、今後の人生においてしばしば「あの交通事故」を思い出す場面が出てくるかもしれません。

そういった意味では、交通事故を忘れられる日々を過ごすことで精神的な安定が得られる点も、金属プレートを外した場合のメリットといえるでしょう。

プレートを外した場合のデメリット

次に、金属のプレートを外した場合のデメリットをご紹介します。

①外す前より骨折部分の強度が弱まる

プレートは、骨折した部分を固定し、骨がきちんと着くようにする目的で付けられています。

また、骨折した部分の強度を補強する目的もあります。そのためプレートを外すと、その部分の強度は外す前よりも弱くなります。

もちろん外しても骨の強度が十分であれば、外すことに問題はないでしょう。

しかし、プレート固定しても十分な骨の強度が得られない場合は、外すとまた骨折してしまう場合もあります。

このため、プレートを外しても問題がないかどうかは、主治医とよく相談することが必要です。

②再度手術する必要がある

もう一つのデメリットは、プレートを外すためにもう一度手術が必要という点です。

特にプレートを入れている期間が数年にわたる場合は、プレートが骨から取りづらかったり、取れないという場合もあります。

そのため金属プレートを外したい方は、外せる状況になったら早めに手術を受け、取り外しておくとよいでしょう。

まとめ

以上、交通事故の治療で体内に金属のプレートを入れた後に、外せるのか、外した場合のメリット・デメリットについて説明しました。

交通事故でプレートを入れることは治療の一環です。これは仕方ありません。その後にプレートを外すべきかどうかは、ケースバイケースです。

外せない場合は仕方ありませんが、どちらでも良い場合は「なるべく取れるものは取る」「再手術にためらいがあるので残す」どちらを選んでも、正解といえます。
ただし、プレートを長期間残したままにしておくと取りづらくなることがありますので、取るのであれば早めに取るのが良いでしょう。

なお、プレートを外す場合の手術は交通事故の治療の一環です。
そのため交通事故の示談を行う場合は、プレートを外した後か、プレートを外さないことが確定した後に行うことになります。

示談交渉に関する詳細は、当弁護士までご相談ください。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴32年。交通事故取扱開始から18年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2020年末で累計1,808件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2021年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高制」で、交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。