夜間の交通事故を防止するためには?

夜間の交通事故

やよい共同法律事務所の弁護士やまケンこと、山﨑賢一です。

ドライバーの多くは夜間の運転は怖いと感じており、実際にも、交通事故の発生時間帯は昼間より夜間の方が多いようです。

夜間に発生する交通事故が多い理由として、視界の悪さや夜間運転の不慣れなどが挙げられますが、ドライバーに起こる夜間特有の心理や現象も大きな一因でしょう。

今回は、夜間の交通事故が多い具体的な理由とその対処法、ドライバーや歩行者の双方の視点から交通事故を防ぐ方法をご紹介します。

交通事故の原因①無意識に加速してしまう

夜間は昼間と違い渋滞が少なく走行しやすいため、無意識にスピードを出す傾向にあります。

周囲が暗く、窓から見える景色も見えにくいため加速している実感がないのです。

そのため、交通事故に遭遇した場合、スピードを出しているので衝撃が強く、重大な事故に発展します。

また、飛び出しなどの歩行者を発見した場合、ブレーキが間に合わず死亡事故に発展してしまう可能性もあります。

「自分はそこまでスピードを出していない」と過信せず、時々スピードメーターで確認して適正なスピードを守ることが大切です。

交通事故の原因②眩惑で目が見えなくなる

例えば、日中、太陽の光が直接目に入り、まぶしくて一瞬視力を失うことはないでしょうか。

このような現象を“眩惑(げんわく)”と呼び、夜間では、対向車のヘッドライトで眩惑現象が起きやすくなります。

目が見えない状態で自動車を運転することは非常に危険ですから、重大な交通事故に発展してしまう可能性が高くなります。

眩惑現象が回復するまでに3~10秒ほどの時間を要するので、安全な場所に停止して、目が回復するのを待ってから運転を再開し、交通事故となることを防いでください。

また、必要以上の光を遮断してくれる夜間用のサングラスを掛けるのも有効です。

可視光線透過率の高いサングラスを使用するといいでしょう。

交通事故の原因③人が消える蒸発現象

自車と対向車のライトが交差することで起こる危険な現象があります。

横断歩道中央に居る歩行者や、走行車線を横切る歩行者が蒸発したように見えなくなるのです。

これを蒸発現象といい、グレア現象やホワイトホール現象とも呼ばれています。

この現象により、ドライバーは、人がいないと錯覚するため、交通事故に繋がりやすくなります。

原因は、強いライトによる眩惑現象に加え、夜間であることによる視野の狭さが挙げられます。

路面が雨で濡れているとライトが乱反射しやすいため、特に雨天時に多い現象です。

蒸発現象を完全に防ぐのは困難なため、走行中に対向車が見えたら左右を見て歩行者がいないか確認してください。

視線を左右に動かすことで、蒸発現象を回避できる可能性もあるのです。

夜間の交通事故防止でドライバーや歩行者ができること

ここからは、ドライバーが夜間でも安全に走行するためのポイントをご紹介します。

また、交通事故に巻き込まれないよう、歩行者が注意することも、あわせてご説明していきます。

対向車のスピードに気を配る

夜間ではスピードが出やすくなり、対向車にも同じことが言えます。

特に、二輪車の場合は、ヘッドライトがひとつなので自車との距離感が掴みにくく、交差点の右折時に「自車が先に行ける」と誤った判断をして、対向車と衝突してしまうこともあります。

「対向車は予想以上にスピードを出している」と意識し、右折時に対向車が接近している場合は、無理に右折せず、停止して通過するのを待ち、その後、右折してください。

場所によってスピードを緩める

夜間の繁華街では、酒に酔った歩行者がフラフラと道路を横断してくるなどの通行妨害をしてきたり、中には飲酒運転をしている自動車もいるかもしれません。

ドライバーはスピードを緩めて走行し、歩行者は自動車の動静によく気を配ってください。

もちろん、繁華街以外でも、人の多い場所では不測の事態に備えてスピードを上げないように気を付けましょう。

ライトの適切な切り替え

ヘッドライトは、進行方向を照らしてくれますが、ロービームですと十分に遠くまで照らしてくれません。

対向車がいるときは、眩惑現象を誘発させないためロービームが基本ですが、対向車がいないときには、できる限りハイビームに切り替えて、視界を確保してください。

健康状態を意識する

人は、夜間に心身機能が低下すると言われています。

特に疲労している場合は、緊張感が薄れ、正確な判断ができなくなってしまいます。

また、疲労がピークの場合、居眠り運転で重大な交通事故を起こしてしまう可能性もあります。

運転するときは、自身の健康状態を把握しておきましょう。

もし、体調が優れず運転に不安がある場合は、自動車には乗らずに、電車やバスなどの公共交通機関を利用して帰宅してください。

歩行者は目立つ格好を

自動車のヘッドライトが点いているからと言って、ドライバーに歩行者が見えているとは限りません。

眩惑や、蒸発現象により、見えていない場合もあるのです。

夜間には、自動車の動静に十分注意することはもちろんですが、夜間にウォーキングや散歩などをする際には、蛍光色など目立つ服装を意識してください。

黒っぽい服を着ていると、ドライバーから見落とされる可能性が高くなります。

反射材用品も有効です。反射材用品は、洋服や靴に貼るシールタイプ、犬のリード型など様々なタイプが用意されています。

ホームセンターなどで販売されているので、ご自分に合ったものを選んでみてください。

最後に

夜間走行が苦手なドライバーも、夜間特有の現象や対処法、安全運転のポイントを知ることで苦手意識を払拭できるのではないでしょうか。

夜間の交通事故は、ドライバーと歩行者、お互いの意識改善で減らすことができるのです。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴35年。交通事故取扱開始から21年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2023年末で累計2,057件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2024年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高報酬制」で交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。