後遺症事例13

示談金増加額 約358万円

走行中、他の車に側面衝突されて、むちうち症となった事例 (後遺症12級14号)

当初提示額

3,609,004

最終示談額

7,191,500

交渉後の増加額

3,582,496

傷害状況

顔面醜状、腰椎及び頚椎捻挫

後遺症認定

後遺障害12級14号

治療期間

治療期間203日
(実通院128日)

解決方法

交渉による示談

交渉期間

71日

交渉のポイント

入通院慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症に伴う逸失利益

交通事故の概要

東京都港区の路上にて、自動車を走行中に、道路脇の駐車場から突然飛び出してきた自動車から、自動車側面に衝突されたという交通事故事例です。

被害者Cさん(50代・男性/会社員)は、この交通事故により、被害者Cさんの顔面には醜状(しゅうじょう)が残り、そのほかに、むち打ち症(腰椎捻挫や頚椎捻挫)といった傷害を負いました。

醜状とは人目に触れる場所に残ってしまった傷跡のことを指します。例えば、線状の瘢痕などです。
詳しくは、「外貌醜状とは」の記事をご覧ください。

約7ヶ月の治療を経て症状固定を迎えた被害者Cさんは、自賠責保険に後遺障害認定請求を行い、後遺障害12級14号(外貌に醜状を残すもの)及び14級9号(局部に神経症状を残すもの)が認定されています。

後遺障害が認定された後、被害者Cさんのもとに、相手方保険会社(加害者側)から示談案の通知が届きました。
顔面に醜状が残ってしまい、精神的ダメージも大きかった被害者Cさんとしては、相当な賠償金を受け取れるものと思っていましたが、相手方保険会社から提示された示談金額はきわめて低く、到底認められるものではありませんでした。

交通事故の賠償交渉は専門性が高く、被害者自身で満足な示談額に持っていくことは難しいと考えたCさんは、専門家である弁護士に交渉の依頼を決意。
交通事故を得意分野とする当弁護士のホームページを見つけ、無料相談を経て、ご依頼いただくこととなりました。

弁護士交渉〜介入から解決まで〜

示談交渉に際して問題となったのは、通院慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症に伴う逸失利益でした。
特に、後遺症に伴う逸失利益の提示が低額となっていました。その理由は、被害者Cさんの年収が高額であったためです。

当弁護士は、交渉に際して、いずれも裁判基準(=弁護士基準)による請求を行い、粘り強い交渉を行いました。
その結果、通院慰謝料、後遺症慰謝料については、請求額通りの満額。
後遺症に伴う逸失利益についても、保険会社提示の金額から約2.2倍に増額することに成功しました。

結果的に、5パーセントの過失相殺を差し引いて、合計約358万円の増額となりました。
顔面醜状(がんめんしゅうじょう)については、一般的に逸失利益が認められにくいことからすれば、満足のいく結果です。
具体的な交渉経緯は以下のとおりです。

【保険会社からの示談金の当初の提示額】
保険会社から当初提示された額は以下の通りです。
●入通院慰謝料…1,000,000円
●後遺症慰謝料…1,300,000円
●逸失利益…1,498,951円
●過失相殺…189,947円(5%)
合計:3,609,004円

【弁護士交渉による請求額】
当方の請求額は以下の通りです。
●通院慰謝料…1,240,000円
●後遺症慰謝料…2,900,000円(12級の裁判基準)
●逸失利益…7,486,654円(年収6,925,162円、労働能力喪失率14%、喪失期間10年で計算)
●過失相殺…581,332円(5%)
合計:11,045,322円

【弁護士交渉による示談金の増額結果】
最終的な示談額は次の通りとなりました。
●通院慰謝料…1,240,000円(満額)
●後遺症慰謝料…2,900,000円(満額)
●逸失利益…3,430,000円
●過失相殺…378,500円(5%)
合計:7,191,500円
※増加額は3,582,496円となりました。

◎ここがポイント!
原則として、醜状には逸失利益が認められず、本来は後遺症14級に応じた逸失利益を計算するのですが、弁護士交渉により後遺症12級と14級との間での示談が成立しました。珍しい事例です。

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※大変申し訳ございませんが、加害者側のご相談はお受けできません。



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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴35年。交通事故取扱開始から21年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2023年末で累計2,057件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2024年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高報酬制」で交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。