居眠り運転による交通事故への対策は?

居眠り運転による交通事故対策

やよい共同法律事務所の弁護士やまケンこと、山﨑賢一です。

交通事故による死亡者数は減少傾向にあり、警察庁のデータでは2015年には4,117人となっています。
ピークだった1970年代が死亡者数16,000人だったことを思えば、シートベルト着用義務化や自動車事故防止システムの開発などが功を奏した形となりました。

しかし、国土交通省の調査によると、健康状態による交通事故は増加傾向にあります。
健康状態とは、疲労運転・居眠り運転・病気・体調不良などが挙げられます。
2011年の国土交通省のデータでは、重大事故の主な原因は「運転操作による交通事故」が91.3%、「健康状態による交通事故」が8.7%となっています。

その健康状態による交通事故のうち、14.7%が「居眠り運転」によるとの結果が出ています。

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居眠り運転の実態とは?

アメリカの国立睡眠財団が行った調査によれば、運転手が眠気を感じながら運転した経験がある場合が60%、この1年のうちに運転中うとうとした、または眠ってしまった経験がある場合が40%、月に1度以上居眠り運転をした経験がある場合が25%という結果が出ています。

この結果から見て、居眠り運転は決して他人事ではなく、誰もが犯しやすいヒューマンエラーなのです。

マイクロスリープは運転中に発生

昼間、急に眠気に襲われたことはありませんか?
「マイクロスリープ」という数秒から30秒程度の睡眠状態が発生した場合、運転を続けるのはとても危険です。

マイクロスリープ状態の脳波は覚醒時のアルファ(α)波ではなく、寝入りばなやうつらうつらしている時のシータ(θ)波が計測され、運転中に発生しやすいものです。

マイクロスリープの原因は睡眠不足や疲労のほか、睡眠時無呼吸症候群やナルコレプシー(過眠症)といった睡眠障害が隠れているとの指摘もあります。

居眠り運転が発生しやすい時間帯

居眠り運転は、特定の時間帯に発生しやすいとされています。
平成25年の国土交通省による運送業者のデータによれば、深夜の0時から5時が交通事故発生の最も多い時間帯で、中でも、4時から5時の間の交通事故発生率は21.7%となっています。

一般ドライバーでも、深夜から朝7時までと午後3時頃が眠気に襲われやすい時間帯とされています。
また高齢者ドライバーは午後3時台の交通事故が多いという結果も報告されています。

上記の時間帯に自動車を運転するときは、特に注意が必要と言えましょう。

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居眠り運転の原因とは?

では、居眠り運転の原因とは何でしょうか?
慢性的な睡眠不足や、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)・ナルコレプシー(過眠症)といった睡眠障害を抱えていると、居眠り運転を起こしやすいものとされています。

さらに、交通事故につながりやすい原因として、服用している薬や職業ドライバーの勤務実態などが挙げられます。

居眠り運転と薬の関係

服用している薬と居眠り運転の関係を知っていますか?
ベンゾジアゼピン・鎮静剤・抗ヒスタミン薬・血糖降下薬などは眠気を催しやすい薬です。

これらうち、ベンゾジアゼピンは、高齢者の睡眠薬代わりに頻繁に処方されることが問題視されています。
高齢者がベンゾジアゼピンを処方された最初の1週間で、交通事故が発生する確率が5割増えるとの研究結果もあります。

アルコールを日常的に飲んでいる人が、これらの薬を服用すると居眠り運転のリスクは高まります。

また、不眠症治療のためベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬、メラトニン受容体作動薬を服用している方も注意が必要です。

これらの薬を服用している人は、服用時に自動車を運転しないというのが最善の対策でしょう。

トラックドライバーの居眠り運転の状況

一般ドライバーだけでなく、トラックドライバーの居眠り運転も見過ごせない問題です。

近年はインターネット通販が普及し、運送業界は慢性的な運転手不足に直面しているため、トラックドライバーの負担が増えています。

平成25年の国土交通省による調査では、運送業者の交通事故発生要因として「居眠り運転」が26.1%を占めていることが判明。
また交通事故発生場所は、一般道路と高速道路が半々でした。
ドライバーの年齢は40代が39.1%と最も多く、50代・30代がそれに続きました。

トラックドライバーの居眠り運転にはさまざまな要因が挙げられます。
長時間の夜間走行や交代制勤務による睡眠の分断、車内での仮眠など慢性的睡眠不足、睡眠障害によるものなどです。
人手不足による過密勤務、職業ドライバーの居眠り運転に拍車をかけています。

居眠り運転防止策はあるのか?

一瞬の眠気が重大な交通事故を発生させる居眠り運転。

誰にでも起こり得る居眠り運転を防止する方法はあるのでしょうか?

居眠り運転と仮眠

運転中に眠気に襲われたら、我慢せず、直ちに道路脇に車を寄せて仮眠を取りましょう。20分の仮眠でも神経の反応を活性化します。

20分の昼寝をパワーナップと言いますが、正午から午後3時までの間に取るのが効果的です。

遅い時間に仮眠を取ると、夜眠れなくなりますので注意してください。

居眠り運転とカフェイン

居眠り運転による交通事故防止のため、飴やガムをとる方は多いと思いますが、カフェインと仮眠が効果的です。
仮眠を取ってからコーヒーを飲むのではなく、飲んでから眠るのが正解です。

カフェインは飲んでから脳に作用するまで30分必要で、一度作用したカフェインは4時間程持続します。
コーヒーを飲んでから、20分程度の仮眠を取るのがいいでしょう。

居眠り運転防止グッズ

最新テクノロジーを搭載した居眠り運転防止アイテムも登場しています。

「Steer」は居眠り運転を防ぐブレスレットです。センサーにより、眠りそうになると振動や微弱電波が起こる仕組みになっています。

マイクロスリープ防止に効果的で、2秒ごとに体調をチェックし、マイクロスリープを予防します。

まとめ

居眠り運転による交通事故は、死亡事故や重大事故につながるケースが多くなります。
以上の内容を参考にして、居眠り運転を防止してください。

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弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)
弁護士 山﨑 賢一 (Kenichi Yamazaki)

【東京弁護士会所属 No.21102】弁護士歴32年。交通事故取扱開始から18年のキャリアの中で手掛けた案件のうち交通事故分野は9割超。2020年末で累計1,808件の解決件数があり、年間にほぼ100件以上の交通事故事案を解決に導いています(2021年1月現在)。示談金の増額がなければ弁護士費用は一切不要の「完全出来高制」で、交通事故被害者を全面サポート!全国対応、交通事故のご相談は何度でも無料です。