死亡事例1
示談金増加額 約930万円
自転車で横断中にトラックにはねられ死亡、裁判での和解で慰謝料増額の交通事故事例(死亡事例)
当初提示額
19,413,000円
最終示談額
28,729,227円
交渉後の増加額
9,316,227円
傷害状況
死亡
後遺症認定
死亡
治療期間
なし
解決方法
裁判による和解
交渉期間
約5ヶ月
交渉のポイント
死亡慰謝料、死亡による逸失利益、過失割合
交通事故の概要
熊本県宇城市内の横断歩道付近にて、自転車で横断していたところ、トラック運転手の不注意で被害者を見落とし、被害者をはねて死亡させたという交通事故の事例です。
被害者のご遺族2名は、相手方(トラック運転手)の保険会社から示談額の提示を受けたものの、その内容に納得できず、当弁護士にご相談をいただきました。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
相手方保険会社からの示談案を検討したところ、死亡慰謝料と死亡による逸失利益に問題があり、特に、死亡慰謝料が非常に低い額となっていました。
ご遺族にその旨をご説明し、委任を受けた当弁護士は、
死亡慰謝料については、弁護士基準(裁判基準)での金額で、
逸失利益については、弁護士基準(裁判基準)よりやや多めに、
過失割合については、被害者が年配であり、横断歩道付近を横断していたことを考慮し、「過失無し」ということで、相手方保険会社との交渉に臨みました。
しかし、保険会社が増額に応じてきた金額では、到底、示談できない内容でしたので、ご遺族には裁判をお勧めし、ご了解の上、本件は裁判に移行しました。
約6ヶ月の裁判手続きの後、裁判所から和解案の提示がありました。
裁判所からの和解案の内容としては、
死亡慰謝料については、満額、
逸失利益については、約85万円の増額という内容です。
過失については、裁判官の見解が厳しく、被害者に10パーセントの過失でした。
相手方も示談案を承諾し、和解が成立しました。
示談金は約930万円の増額です。
なお、本裁判については、熊本で行われましたが、
当弁護士は電話会議制度を利用し、熊本には出向かずに和解を成立させることができました。
ご遺族の方に、東京から熊本までの交通費を負担していただかずに済んだ事案です。