後遺症事例30
示談金増加額 約202万円
会社退職後の主婦としての休業損害も認定された追突事例（後遺障害14級9号）
当初提示額
1,470,575円
最終示談額
3,492,725円
交渉後の増加額
2,022,150円
傷害状況
頚椎捻挫・腰椎捻挫
後遺症認定
後遺障害14級9号
治療期間
6.6ヶ月
解決方法
交渉による示談
交渉期間
1ヶ月
交渉のポイント
休業損害、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、後遺障害に伴う逸失利益
交通事故の概要
東京都世田谷区路上にて、Rさん（40代／会社員・主婦）が自動車を運転中、信号待ちで停車したところへ、前方をよく見ていなかった後続車が追突してきて、負傷した交通事故の事例です。
この交通事故で被害者Rさんは、むちうち症（頚椎捻挫、腰椎捻挫）の傷害を負い、6.6ヶ月間の通院治療を受けました。
治療が終わって症状固定となった後、Rさんは自賠責保険へ後遺症認定請求を行い、後遺障害14級9号（局部に神経症状を残すもの）が認定されました。
その後に、相手方保険会社から提示された示談金額は、傷害慰謝料、後遺症慰謝料、後遺症逸失利益すべてが、自賠責基準となっており、全体的にかなり低額な内容でした。
また、被害者Rさんは、交通事故の後、ほどなく会社を退職しましたが、休業損害についても退職日までの認定のみで、それ以降、主婦となったにもかかわらず、主婦としての休業損害が認定されておらず、不当に低額なものでした。
弁護士交渉〜介入から解決まで〜
被害者Rさんから示談金増額の要望を受け、依頼を受けた当弁護士は、項目すべてにおいて、裁判基準（弁護士基準）による請求を行いました。
休業損害については、治療途中で退職したため、退職後につき「主婦の休業損害」を付加して請求し、また、後遺障害に伴う逸失利益は、裁判基準（弁護士基準）以上で請求しています。
※裁判基準（弁護士基準）による計算では、労働能力喪失期間「5年」であるところ、本件交渉ではそれを超えた「7年」で請求。
当弁護士による示談交渉の結果、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、休業損害については、満額回答を得ました。
その内容としては、次のとおりです。
【相手方保険会社の当初提示額】
相手方保険会社の当初提示額の内容は以下の通りです。
休業損害…39,775円
傷害慰謝料…680,800円
後遺障害慰謝料…320,000円
後遺障害に伴う逸失利益…430,000円
合計金額 1,470,575円
【示談成立・解決】
示談金増額交渉の結果は以下の通りです。
休業損害…825,208円（満額回答。裁判基準の100％です。）
傷害慰謝料…940,000円（満額回答。裁判基準の100％です。）
後遺障害慰謝料…1,100,000円（満額回答。裁判基準の100％です。）
後遺障害に伴う逸失利益…627,517円
合計金額 3,492,725円
⇒増加額 2,022,150円となりました。
【弁護士から一言】
後遺障害に伴う逸失利益は、弁護士基準で労働能力喪失期間「5年」のところ、残念ながら「4年」での示談となりましたが、当初提示額の1.46倍に増額しました。
後遺障害14級の事例で、総額約202万円の増額示談という結果は、かなりの成功事例と言えます。
被害者Rさんはご加入の任意保険に弁護士費用特約を付加されていなかったため、費用倒れの心配が一切ない料金プラン「完全出来高報酬制」にてご依頼いただきました。
◎弁護士費用は完全出来高報酬制
当弁護士の完全出来高報酬制は、着手金不要で、示談金が増額した分の一定割合だけが弁護士費用となる料金体系です。任意保険に弁護士費用特約を付けておらず、弁護士に支払う報酬によって費用倒れを心配されている方も安心してご利用いただけます。
※弁護士費用特約とは、交通事故の被害者となって弁護士に示談交渉を依頼した際の弁護士報酬等を保険会社が負担してくれる特約です。
万が一に備え、弁護士費用特約を任意保険に付加されることを強くお勧めします。
◎全国対応！ご来所不要
本件のご依頼者は東京都内にお住まいでしたが、一度も当事務所までお越しいただくことなく、電話やメール、郵便のやりとりで解決に至っています。治療やお仕事等でご多忙な方、遠方にお住まいの方もお気軽にお問い合わせください。
◎弁護士が直接ヒアリング
無料相談時に、事務職員が被害者の方々から聴き取りを行う法律事務所もありますが、当事務所では最初の段階から弁護士が直接ご相談内容を伺います。
弁護士が直接ご相談内容をお聴きすることで、問題点を正確に把握し、早期解決に向けた迅速な対応を心掛けております。
交通事故の被害者本人やそのお身内の方々からのご相談は、全国対応で、何度でも無料でお受けしておりますので、ご不明点は弁護士山﨑賢一までお問い合わせください。
